ヨーガスートラ

雨が降って、どこか懐かしいにおいがしますね～
もうすぐ梅雨。。。♪

週末ですが、ＮＹにあるジヴァムクティヨガスクールから
先生が来日中で、東京でレッスンを受けてきました。

ジヴァムクティヨガではレッスンの際に必ずチャンティングの時間があります。
チャンティングというのは、お経であり、歌であり、響きであり、
先人の教えをみんなで唱和します。

今回は３日間Ｊule先生のクラスに参加できたので
３つのチャンティングを習いましたが、
今日はそのうち一つを紹介したいと思います。

Maitri Karuna MuditoPekshanam 
Sukha Dukha Punya Apunya
Vishyanam Bhavanatash ChittaPranshadanam  

幸せな人へ幸せを　不幸な人には思いやりを　
徳の高い人に喜びを　悪には無関心な態度を　持つことで
ヨギーは本質的な心の平静を保つ事ができる

Jule先生の例えはとても分かりやすく
パタンジャリのスートラを読んだだけでは右から左だったものが
実生活に結びつくものに変わりました。

幸せな人へ幸せを
幸せそうな人、例えばリッチな人などを見てその裕福さを妬んだり、
「どうせ～でしょ～」的な目でみたり。その幸せをどこかで壊れたらいいのにと思う気持ちが生まれたり。。
そんな時ありますよね。
けれどそれは結果的に自分の心を乱すもの。

不幸な人には思いやりを
想像してみてください。
不幸な人が目の前にいたらどうしますか？
思いやりとは慈悲。
相手の中に自分を見ること。
可哀想にって一緒に泣くんじゃなくて、自分の身になって相手を考えること。

徳の高い人に喜びを
立派だと思う人を素直に見習い、うらやんだりおとしめようとしたりせず
手本とし、そうなろうとしよう。

悪には無関心な態度を
悪い行動、ものごとを目にした時
みなさんどうしますか？
私はこれまで、何とかしなきゃとdiscussしたり諭したりしてきたし、するべきかと思っていました。
でもその結果は…考えると疑問が生じます。
ヨギーは無関心な態度をもつことで平安が保てる。


今日、私は何度この教えに救われたでしょう。

このヨーガスートラの３３節は
ヨーガをしない方にもパタンジャリは覚えておくよう勧めています。
なぜか。
日常生活でも心を安らかに保つために役立つからです。
本当にそう思います。


懐かしい友人たちに会え
素晴らしい先生たちに会え
また心が開けました。

YOGAってやっぱり最高ですね